2020/11/25
先生方にとって、体育館での部活に気を遣う季節がやってまいりました。
今年は暑くなるのが早く、そろそろ生徒たちの熱中症対策に本腰を入れていらっしゃる頃でしょうか。
我が家の情報では、小学生の男子&女子は、ハイキューと黒子のバスケが人気らしいです。
アニメ『ハイキュー!!』公式サイト
https://haikyu.jp/
黒子のバスケ アニメ公式サイト
http://www.kurobas.com/
さて、バレーボールにしてもバスケにしても、もう今どきの暑さですと体育館用として扇風機を使うことは必須になってきているようで、かなりご連絡をいただくようになってきています。
ただ、正しく使わないと熱中症対策の効果としては半減してしまいますので、円滑な使い方のポイントをお伝えしたいと思います。
ポイント1 体育館の窓とドアを開ける
扇風機は、冷たい風を発生させるものではなく、純粋に風を巻き起こす機器です。
業務用ともなりますとかなりの爆風ではありますが、いかんせん真夏は空気自体が熱く、部活生たちの熱気で体育館内はかなり気温が高いため、扇風機の風そのもので体育館内を冷やすことはできません。
そのため、窓やドアを常に開けっ放しにして少しでも風を入れ替えることにより、体育館内にこもった熱い空気と外の多少マシな空気を入れ替えることが必須となります。
ポイント2 生徒の体に風が当たるようにする。
扇風機を最も効果的に使うには、生徒に直接扇風機の風を当てることが大切になります。
説明するとちょっと難しいのですが、液体が蒸発するためには周りの熱を必要とします。蒸発するときに周りの熱が必要って、なんだか禅問答みたいですが、たとえば、夏場になると、京都あたりで浴衣のお姉様が打ち水をしているニュース映像なんかが流れますが、打ち水をするのは、熱いアスファルトにまいた水が蒸発するときにアスファルトの熱を奪い取り、それによって少し涼しくなるためです。
もう少し分かりやすい例で言いますと、冬場のお風呂上りに体を拭かないで扇風機に当たっているとめちゃくちゃ寒くて、すぐに風邪を引きます。それと一緒です。
生徒たちの体にも同じことが言えます。
生徒たちは汗をたくさんかいています。その体に風を当てることでその汗が蒸発します。汗が蒸発するときに生徒の体から熱を奪いますので、このことによって、生徒の暑さはマシになります。
実際のところ、練習中に常に扇風機の風に当たるというのは難しいかもしれませんが、たとえば、水分補給のために集まったとき、かならずみんなに風が当たるようにするなど、工夫をすることが必要になります。
その意味で、みんなが集まる場所に少なくとも1台置き、コートなど練習をしている方向に向けて複数台で風を送るようにすることで、かなり効果的に熱を取ることができます。
いかがしょうか。
どちらのポイントも真夏の体育館内での部活では必須であり、とりわけポイント2については、生徒たちの体への負担をかなり軽減できますので、ぜひ取り入れていただきたいと思います。